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冷えのこと COLD SENSITIVITY

夏バテ対策に!鍼灸師が選ぶおすすめ漢方5選

2019年06月14日
冷えのこと

■目次
1.そもそも夏バテとは
2. 夏バテの代表的な症状
3.夏バテ対策におすすめ漢方5選
●補中益気湯(ほちゅうえきっとう)
●人参養栄湯(にんじんようえいとう)
●六君子湯(りっくんしとう)
●十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)
●五苓散(ごれいさん)
4.漢方煎薬(漢方茶)について
5.漢方薬について

 

こんにちは。東京院の麻生です。
梅雨が明けてから、暑い日が続いていますね。
そこで今回は夏バテ対策におすすめな漢方を5つご紹介させて頂きます。

 

そもそも夏バテとは?

漢方では、夏の熱と湿気によって一番ダメージを受けやすい臓器は「胃腸」だと考えています。

 

■夏バテの代表的な症状■

・食欲がなくなる
・カラダが重だるい
・倦怠感
・ヤル気が出ない、無気力
・下痢、便秘
これらの症状は漢方の目線から見ると「胃腸の弱り」からくる関連症状と考えます。
漢方流に考えると

「夏バテ」=「胃腸の弱り」

とも言えます。

 

夏バテ対策におすすめ漢方5選

ここでは胃腸を元気に、疲れを改善してくれる漢方をご紹介させて頂きます。

補中益気湯(ほちゅうえきっとう)

元気が出ない、カラダがだるく疲れやすい、胃腸が弱って食欲がない

 

人参養栄湯(にんじんようえいとう)

カラダがだるく疲れやすい、胃腸が弱って食欲がない、貧血ぎみ、手足も冷える

 

六君子湯(りっくんしとう)

胃腸が弱って食欲がない、吐き気がある、みぞおちがつかえる、消化不良、カラダも疲れやすい

 

十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)

皮膚の乾燥や貧血傾向を伴う易疲労感

 

五苓散(ごれいさん)

暑気あたり、カラダがむくむ、水様性の下痢がつづく、飲み過ぎで二日酔い、めまい、吐き気、頭痛
五苓散は熱中症対策にも。

まとめ

まだまだ暑い日が続きますが、冷たい飲み物や食べ物は内臓を冷やし疲れやすくもなります。
漢方をうまく取り入れるなどして日頃から夏バテ対策をしていきましょう。

私が書きました!

彦山 大樹DAIKI HIKOYAMA

鍼灸師

所属:グラン治療院横浜スパイアス院
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